日下和樹のブログ

マンガ大好きマンのブログです

マンガが私に文字と表現を教えてくれた

今回は、私がマンガを好きになり今でも読み続け、マンガからたくさんのことを学んだ話をします。


私には兄がおり、週刊少年ジャンプが家に毎週最新のものがあったので、マンガとは小さい頃からの付き合いになります。
子供の好きな物の代表であるマンガと週刊少年ジャンプ、今覚えばマンガを好きになる要素が詰まっていましたね。


そんな私がもっとも気に入ったマンガは、ジョジョの奇妙な冒険。
小学3年生が読むには、いささか難解すぎるではないかと今でも思いますが、当時から私はあの絵柄と練られたストーリーに魅力を感じていました。


しかし、途中から読み始めたもので、どうしても過去の話を読みたくなるものです。
そんな私は、父に頼んで近くの本屋さんで単行本の1巻を買ってもらい、読み終わる度に1冊また1冊とねだったものです。


そんな私に父は、マンガを読むことで自分の気持ちを表現することと言葉や文字の使い方を学びなさい、そう言って甘やかしてくれました。


父の時代にはマンガはなく、言葉を学ぶ機会もなかったので息子である私には学んで欲しかったのだろうと今になれば思います。


その後ジョジョの奇妙な冒険の単行本を全て揃え、自分のお小遣いをもらうようになってからは気になったマンガを買い漁るようになりました。


父の教えを守ってか知らずか、小学生の国語はいつも満点、面白い表現をするねとよく先生に言われたものです。


それは、大人になっても変わらず、テレビやマンガで見た表現や言葉の使い方を自分なりに調べ日常に使う事が自然と身についていました。


有害図書の指定など、私が子供の頃より表現の規制が厳しくなってはいますが、結局は使う人次第ではないかと考える事があります。
影響というのは、いつも受ける側の問題なのです。


私に、マンガを与えてくれ言葉や表現を教えてくれた父はもう他界してしまいましたが、彼が買ってくれたマンガは今でも宝物です。


そんな私も、いつの間にやら言葉を使う仕事をしており、振り返れば原点はマンガにあったのかもしれません。
小説や活字もたくさん読みましたが、やはりマンガを読むとすんなり頭に入ってくるものです。


残念ながら、私には絵心が皆無なのでマンガ家になるという夢を持つことはありませんでしたが、今でもマンガに囲まれ有意義な時間を過ごす時には、子供に戻る気がするのです。


子供の頃に与えてもらった感動や表現を、今度は自分が発信できればなと思い、今日もマンガを読む1日です。